ABOUT THE FARM私たちの農園について

受け継がれた
アスパラガスへの想い

先代の祖父がハウス5棟の30arから始めたアスパラガス栽培。
農家自体は曽祖父の時代から始まり現在で3代目になります。

アスパラガスはデリケートな野菜であるため、ひとつが病気になるとあっというまに広がってしまい、失敗と挑戦のくりかえしだったといいます。しかも、当時の日本は、アスパラガス栽培の歴史が浅く、情報も少なかったため同じアスパラガス農家に助けてもらいながら知識と技術を習得していくことができました。

高校卒業後すぐに祖父から受け継いだアスパラガス栽培は、病気や雑草との戦いが絶え間なく続き、想像を絶する困難の連続でした。
収入がそのまま設備費に消えてしまい、7年くらい手元にお金が全く残らなかったこともあります。とにかく休む間も無く働きました。上手なアスパラガス農家の情報を聞くと全国どこへでも飛んでいき、技術を教えてもらって努力を重ねました。

我が家では全て有機肥料でアスパラガスを育てています。独特のエグ味がないアスパラガスをつくるために祖父の代からずっと受け継いでいるこだわりで、嬉しいことに名指しで購入してくださるお客さんもいらっしゃいます。

数え切れないほど大変なことがありましたが、今では日本最大規模、230arもの広大な土地で高品質なアスパラガスをつくることができています。「こだわりのおいしいアスパラガス」をたくさんに方に食べていただくことは、どんな苦労にも変えがたい喜びです。

作り手への想い

技術や経験だけでは最高の
アスパラガスをつくることはできません。
そこには「人」の力が必要です。
私たちはスタッフが働きやすい
環境づくりをしています。

01.広大な土地と「人の手」

高品質のアスパラガスをたくさんつくるためには広大な土地、そして丁寧な収穫や選別を行なう「人の手」があります。真面目にアスパラガスと向き合うのは、それぞれライフスタイルが異なるたくさんのスタッフ。おいしいアスパラガスをつくることは地域で雇用を生み出すことにもつながりました。

02.仕事しやすい環境をつくる

常に働く人の目線で考えシフトの自由度、対価、感謝を大切にしています。子供の発熱などで急に休みをとっても大丈夫。出勤時間と休憩のタイミングは自由です。良いプライベートがあって良いコンディションがあり、良い仕事ができます。

03.人手を充実させる

農家のあり方として「効率」を重視しています。1人で2時間かかる作業は2人で取り組み、1時間で終わらせます。忙しくなれば一人あたりの仕事を増やすのではなく、新たな仲間を迎え入れるのが私たちの職場です。充実したスタッフは作業の質を高めます。

04.新たな試み

2019年より農福連携をスタートしました。
慣れないことで最初は戸惑うこともありましたが、根気強くそして一人ひとりの個性を尊重して取組んでいます。農作業は力仕事だけでなく繊細さを求める仕事もありますが、結果をだしてくれます。障がい者の方が、農業を通して自信や生きがいを見いだし自立支援の後押しになればと考えています。

展望

時代は進み続けます。だから農家も進まなければなりません。食べることは生活の基本。アスパラガスを育てる私たちには、生活の基本を支えている責任と誇りがあります。食が変わるときは私たちも変わるとき。変わることを恐れず、新しい時代の新しい農家として私たちは進み続けます。