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バイオバランス堆肥の効果

2023/01/19

皆さんこんにちは、栃木県大田原市でアスパラガスとにらの栽培、販売をしております佐藤潤一です。

久しぶりの投稿となってしまいました。2022年は新しい取引様にも恵まれ大変躍進することが出来ました。この場を借りてお礼申し上げます。

さて、2022年から取り組みを開始しました、100年先を考えた未来へつなぐ農業プロジェクトの一環として使用を開始したバイオバランス堆肥ですが正直驚きを隠しきれません。どういった点かというとアスパラガスにおいて対象区、現行区で比較すると収穫量1.4倍、病原菌発生率昨年比80%減、収穫日数約60日増と信じられない結果となりました。

バイオバランス社の内藤氏が発見した特殊な乳酸菌を家畜のエサとして与えそこから出た堆肥を特別な管理方法により出来上がる堆肥は様々な微生物を含んでおり、その堆肥を野菜の基肥として与えることで農業の母体である土づくりに大いに貢献します。

近年円安、ウクライナ情勢や物価高等による打撃が畜産や農業にも甚大な影響をもたらしております。資材等の物価が上がる中で野菜の価格はたいして変わらず、我々一次産業は廃業する人もこれから激増すると予想されます。

そんな中でこの堆肥を使うことにより土の中で微生物が活発に働き、土の中に残る肥料を分解し効率よく作物が吸収できるサイクルを作ることが出来ます。それにより肥料代の削減にもつながります。

長い間私たちは微生物に注目し、有機質肥料での栽培を貫いてきました。その畑とバイオバランス堆肥の相性がよくこの結果に繋がったと感じております。

また販売面においてはこの取り組みのプロジェクトリーダーである仲卸業のスペシャリスト農業革命株式会社の石橋代表に大変お世話になり、100年プロジェクトに共感頂いたお客様への販売にシフトすることが可能になりました。

そのお陰もあり、従業員の意識改革や売り上げアップを達成することが可能になりました。

海外からの輸入に頼っている日本は危機的状況に置かれています。肥料においても1.5倍近く高騰しており、従来の化成肥料に頼らずに栽培していく技術が農家にとって生き残りを左右していくと思います。

人口が増えていたころの日本は作れば売れる時代がありそんな中で農業も効率よく野菜を栽培できる化学肥料や農薬に依存することになりました。しかし時代は変わり少子高齢化が進む中で時代にマッチしなくなり、その場しのぎの農法に限界が見え始めています。異常気象により土力が弱い畑には病害虫が蔓延しそれを防ぐために農薬、土壌消毒に頼る。一時的には防ぐことが可能かもしれませんが長くは続かず、コストの割にいい野菜が取れず悪いサイクルへと突入していきます。

バイオバランス堆肥を有効活用し昔の微生物がふんだんに含まれている土づくりを私たちは取り戻さなければいけないと強く思っております。

私自身も子の親として未来の地球環境や特に農業分野において安心安全でなおかつ食べる人が笑顔になれるような野菜作りを心掛けると共に農業が産業として選ばれるモデルを作りあげていきたいと思います。

現在この取り組みを広げていくにあたって仲間を募集しています。これからの農業に不安を抱えている農家様、付加価値を売りに販売を行いたい仲卸業者様、百貨店様などご気軽にお問合せ下さい。

日本の農業を変えて行きましょう。